監査実施の本調査に先立って、予備調査を実施します。この予備調査の段階では、あくまで予備知識を収集し、監査対象であるコントロールの整備状況を適切に把握できるように心がけることが重要です。
具体的な手段としては、質問票の作成・送付・回答受領、各種規程類の査読(場合によってはインタビュー)等を実施することが挙げられます。
予備調査の作業項目には、次の事項が含まれます。
予備調査の結果を反映した監査手続書に基づき、監査目標ごとに監査を実施します。本調査においては、予備調査で把握したコントロールの整備状況が適切に運用されているかについて手続きを実施します。
本調査の作業項目には、次の項目が含まれます。
システム監査実施の総括として、評価・結論の過程があります。この過程においては、予備調査及び本調査で収集した監査証拠を振り返って、監査対象としたコントロールが監査目的に適合しているかを判断します。