監査手続書とは、監査手続の内容(調査の手順、手続きの具体的な内容、方法等)を具体的に記載してものです。主に本調査を効果的かつ効率的に実施するためには、予め監査目標ごとに監査手続きを準備しておくことが望まれます。個別計画書の作成段階においては、わかる範囲で監査手続きを作成しておき、予備調査を実施することで、本調査で適用する監査手続きを確定して、監査手続書を確定させることができます。
なお、監査手続書は、管理面から監査手続きの進捗管理や実施の抜け、漏れをチェックするための品質管理のための資料としても有用です。さらに経験の少ないシステム監査人を監査に参画させる際に、(予習用の)教育教材としても活用させることができます。
監査手続書の一般的な記載項目は次のものが挙げられます。
- 監査目標
- 実施担当者
- 予定期間(時間)
- 監査技法
- 実施予定時期
- 適用対象
- 適用範囲