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システム監査人が監査の過程で得た、の監査意見を立証する事実のことです。システム監査人が最終的に監査意見を表明するためには、十分かつ適切な監査証拠を得なければなりません。
監査証拠には、物理的証拠、文書的証拠、口頭的証拠の3種類があります。物理的証拠とは、システム監査人が検証した現物のことであり、サーバの設定値を出力したリスト等です。次に、文書的証拠は、各種契約書やシステム管理マニュアル等の文書類をさします。そして、口頭的証拠とは、システム監査人がインタビューによって聞き出した被監査部門等の見解です。
また、監査証拠はその入手源泉が内部か外部かで、内部証拠と外部証拠に分類されます。内部証拠とは、被監査部門内部から入手した証拠であり、例えば被監査部門で作成しているユーザ管理台帳などが挙げられます。一方、外部証拠は、被監査部門以外の第三者から入手した資料等であり、監査に直接関係のないものからの入手するため、内部監査より信頼性は高いといえます。