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監査計画策定プロセス

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監査計画のプロセスの手順

システム監査を実施するためには、情報システムに係る数多くの人々を巻き込むため、計画的に監査を実施する必要があります。したがって、システム監査実施を効率的かつ効果的に実施するためのシステム監査計画を適切に行なう必要があります。なお、システム監査計画を策定するにあたっては、監査対象となる情報システムの構成や組織、人員体制、管理方法などについて事前に十分な予備知識を帆知事しておく必要があります。
監査計画策定プロセスで策定する計画は次の通りです。  
  • 中長期計画の策定
  • 基本計画の策定
  • 個別計画の策定


中長期計画書

中長期計画書は、会社の経営方針やITガバナンス全体の実現方針と対応して作成されるものであり、中長期経営計画書や中長期システム化計画書に呼応して3〜5年のスパンで計画します。
中長期計画書の記載事項は、次の事項が挙げられます。

  • 重点監査方針
  • 重点監査対象
  • システム監査人の人員計画
  • 経費予算計画


基本計画書

経営基本計画や情報システムの全体最適化計画に対応し、中長期計画を踏まえた年次方針、年度方針に合わせて作成されることが望まれます。この基本計画書により、システム監査の年間計画や監査部門の年間活動を明確化する狙いがあります。
基本計画書の記載事項には、次の事項が挙げられます。

  • 監査対象
  • 重点監査目的
  • 実施体制
  • 実施スケジュール
  • システム監査人の育成計画
  • 経費予算の計画

個別計画書

基本計画書で実施を定めた個別の監査案件ごとに作成します。
個別計画書の記載事項には次の事項が挙げられます。。

  • 監査対象
  • 監査目的
  • 監査項目
  • 監査目標
  • 監査手続
  • 監査時期
  • 監査責任者・業務分担
  • 被監査部門・責任者
  • 他監査との連携
  • 報告時期
  • 経費


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