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SAS70

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SAS70 <Statements on Auditing Standards No.70>

SAS70(米国監査基準第70号)とは、委託者(委託企業)の財務諸表に係る内部統制に関連する受託業務(信託財産運用・保管、給与計算等)の内部統制について評価するための基準として、米国公認会計士協会(AICPA)が定めた監査基準です。
この前提として、委託者(委託企業)は、自社の財務諸表の作成等に係る業務)をアウトソーシングしており(例えばクラウドの会計システムを利用するなど)、業務を受託している受託者(受託企業)が、財務諸表に関連する内部統制を保持している状況が想定例として考えられます。
業務の受託している受託企業は、SAS70にもとづき作成された報告書を提供することによって、受託業務の内部統制の有効性について委託者に報告することができます。この際、監査人により、当該報告書の監査を行うことが想定されています。


●関連リンク
・ 監査基準委員会報告書第18号『委託業務に係る統制リスクの評価』(日本公認会計士協会)